2020年9月に入りました。真夏にマスクを着ける、そんなシチュエーションがあるなんて去年までは考えたことは無かったですね。
cuff-ifでは、イヤーアクセサリーをはじめとした装飾作品をメインに展開しています。特に顔周りの装飾に欠かせないイヤーアクセサリーを希望されるお客様が多く、特にイヤーアクセサリーの充実を測っています。
イヤーアクセサリーを中心に、お手持ちのイヤリング/ピアスと合わせてもらったり、ネックレスのチャームとして使ってもらったり。
今年は直接お客様にアイテムをお手に取ってもらう機会を増やし、直接お客様とお話してそれぞれのお客様にお似合いのアイテムをご提案したい!、と去年から動いていました。
しかし今現在は9月頭、コロナ禍で今後の出展自体が不透明になっています。
最近は特にInstagram経由でのお客様とのやりとりが増えてきて、イヤーアクセサリー自体を着けないという方が増えていらっしゃるのを感じます。「マスク着けても大きなイヤリング着けるよ!」というお客様もいらっしゃれば、「マスクに眼鏡、この上ピアスも着けると耳周りが渋滞して無理!」と言われる方も。そうですね、耳周り渋滞問題。
イヤーアクセサリー以外の新作も充実させよう、と今回はブレスレットを新しく作りました。
実は新しいタイプのリングを作ろうと春先から動いていたのですが、一日に何度も手洗いや手指消毒をする毎日、その度にリングを着脱するのも大変だなあ、と。
そういう事情(?)もあり、まずは新しいブレスレットを完成させよう、ということに。
cuff-ifでは、毎日欠かさずイヤーアクセサリーを着けるお客様も多い為、ブレスレットも「毎日着けられる、着けやすく、快適なものを」というイメージで製作しました。
第一に、着けやすさ。
昔からある引き輪(カニカン)で着脱するタイプに。こちらはInstagramでアンケートを取った結果、7割弱の方がこちらのタイプをチョイス。着けにくさ解消のため、
・大きめの引き輪(カニカン)を使ってホールドしやすく
・アジャスターチェーンの先に重りを兼ねたチャームを付け、引き輪を留める際にアジャスターチェーンがブラブラ揺れにくいように
引き輪タイプはブレスレットを大きくしたり小さくしたりと適宜調節可能なのも魅力の一つ。
パチンと留めるだけのニューホックという留め具を使ったタイプにも変更可能です。
第二に、一日中着けっぱなしでも快適な素材。
金属部分はオールステンレス製にこだわりました。金属アレルギーは汗に触れた金属からアレルギーになりやすい物質が溶け出し(イオン化)、それが肌に触れることから発症します。
そこで、金属アレルギーを起こしにくい金属がいくつかあります。
・金、銀、プラチナ
・チタン
・ステンレス
この中でも高価な金、プラチナはオール金、オールプラチナだと効果も高いですが、お値段も凄いことに。
チタン。こちらは一番アレルギーが起こりにくいと言われています。医療器具に使われることが多いのもチタンです。
ただし、非常に硬質でこちらも高価です。また、ジュエリーやアクセサリーに加工するのがかなり難しく、デザインも制限されます。色んな形や素材を組み合わせてデザインしていくことは難しいです。
ステンレス。こちらもアレルギーが起こりにくいと言われています。イオン化しづらい加工がなされているので溶け出さず、金属アレルギーになりにくいのです。
こちらもチタンと同じく非常に硬く加工し辛いのですが、チタンより安価。ものによっては加工やデザインしやすい形のものもあります。上にあげた中では一番バランスの取りやすい素材と言えます。
ということで、cuff-ifはステンレスを使うことが多いのですが、今回のブレスレットにもステンレスを選びました。一般的なコスチュームジュエリーに使用されている合金に比べるとデザインや加工に制限はありますが、
・汗ばむ季節にも着けやすい
・一日中着けても快適
cuff-ifのアイコン、ボリュームブレスレットの雰囲気を日常使いし易いデザインに落とし込んだ形。
強化ガラス製の石は、cuff-ifの他のアイテム同様頑丈で衝撃に強く扱いやすく、更に金属部分はオールステンレス製で汗ばむ夏場にも安心。
一日中着けていても邪魔になりにくく疲れにくい、手洗いや手指消毒の妨げにも、そんなブレスレットを新しい生活様式のお供に、どうぞ。
素材の選択や試作に時間をかけて完成しました。
このブレスレットをひな形に、今後も新しい生活様式にも気軽に使いやすいアイテムを増やしていきたいと思います😊