金属アレルギー対策・着け心地の向上について (ピアス編)

 cuff-ifでは、ピアスポストを医療用ステンレスを標準使用し、金属アレルギーにお困りの方にも安心してお使いいただけるピアス作りを目指しています。 

製作者自身が金属アレルギー持ちであり、特にピアスには長年困っていました。

例えば、素敵なヴィンテージのピアスを見つけました。

「素敵!絶対欲しい!」

しかし、素材が合わず着けられない。特に昔のコスチュームジュエリー※1 は合金などアレルギーを起こしやすい素材が使われていることもあります。

ヴィンテージジュエリーはまず同じものは見つからないでしょうし、今の既製品では代用出来ないヴィンテージ独特の雰囲気・価値をそれぞれが持っています。

デザインは好みだけれども代わりのものがない、同じデザインでイヤリングがあればイヤリングが欲しい!けど一点ものだし・・。ピアスだと金属アレルギーだから着けられない・・・。

買っても自分では着けられない。そういったジレンマを長年抱えていました。

また、金属アレルギー対応のジュエリーを探しても、18金やプラチナなど貴金属製のジュエリーがメインで、そういったものは高価で、デザインよりも貴金属や石の価値自体に重きを置いている。 そこで、もう少しお値段が控えめなものを探すと、華奢で小ぶりでちょっと自分の好みからはズレている。私はその時々のトレンドも入れた大振りで主張のあるピアスを着けたい!そういつも思っていました。

そういった金属アレルギー持ちだからこそ、好みのヴィンテージの雰囲気を纏った金属アレルギー対応のジュエリーの製作を始めたことがcuff-ifのスタートとなりました。

金属アレルギーのレベルも個々人で異なりますが、特にピアスは皮下組織と直接接触する構造のため金属アレルギーを起こしやすいと言われています。現在アレルギーをお持ちでない方も、質の悪い素材のピアスが原因で金属アレルギーを発症してしまうケースが多く、注意が必要です。金属アレルギー持ちの方は勿論ですが、現在金属アレルギーをお持ちでない方にも、予防の意味も込めて金属アレルギー対応のピアスを標準でお選びいただきたい、そう考えています。

 また、cuff-ifではピアスキャッチも上記写真のようなシリコン製キャッチとステンレス製キャッチを数種類お付けしています。お好みのキャッチをお使いいただいたり、ピアスキャッチ紛失時の予備としてお使いいただきたいと思います。

金属部分は全てステンレス製の上質のものをお付けしていますので、ピアス本体は金属アレルギー対応だったけど、ピアスキャッチの接地面でカブレた!という事態が軽減されます。

 ピアスコレクターの方でもない限り、「どのタイプのピアスキャッチが使いやすいか分からない」という方が大半だと思います。 人ぞれぞれで耳の形・厚み・ピアス穴の位置・好みも異なります。お付けする色々なタイプのピアスキャッチを実際に着けてみて、ご自分にぴったり!なピアスキャッチを是非見つけてくださいね。

 また、写真にある円盤状のシリコン製とシリコン+ステンレス製のピアスキャッチは、耳の後ろからホールドする面積が広いためピアス本体の重みを分散し重みを軽減できるというメリットがあります。もう一つのメリットは、重みがあるピアスの場合ピアス自体の重みで下を向いてしまう(ピアス本体がお辞儀をしている感じ)ことがありますが、こちらの円盤状のピアスキャッチを使うことで、お辞儀をせず正面を向いたままホールドしやすくなります。

 長時間快適にピアスをお楽しみいただきたい、cuff-ifではそう考えながらピアスを製作しています。

 ※1コスチュームジュエリー:高価な貴金属や宝石ではなく、ガラスなどの人造宝石や合金などから作られた装飾品の総称。デザインを楽しむジュエリーのこと。 舞台や映画で衣装のコスチューム用として着用されたジュエリーを起源とするという説もあります。

 

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