cuff-ifの製作イメージ(石の製作)

 

このブログを書いている本日4月1日、新元号が発表になりました。

日本全体が期待に満ちて、なんだかふわふわと浮足立っているような一日でしたね。
出典が万葉集ということで、太古から続く日本国という存在に改めて思いを馳せられた方も多かったのではないでしょうか。

さて、cuff-ifでは独特の輝きを持つメーンパーツである石を一つずつ製作しています。
それは、自己主張の強い輝きではなく、控えめだけど芯のある輝き。派手ではないけれども余白のある、余韻のある陰りの中にあるほの明るさ。翳りを帯びた光の持つ無言の迫力。

太古から太陽と対比されてきた月。日本人は太古から月を信仰の対象としていました※。
月は太陽の光を受けて初めて輝きます。自ら光を発する太陽のような強い輝きではなく、控えめに、しかし人々を魅惑してきた不思議な輝き。

「黄金の滓(おり)が幾重にも折り重なって底に溜まっているような静かな輝き」
「奥底に沈んだ光の破片たちが、暗闇から仄かに湧き上がるような濁りを帯びた輝き」
「燦燦(さんさん)と輝く光線が水面に反射し、その光が光の網となり、そのまま川底へと吸い込まれて閉じ込められたような輝き」

石たちの素材は、ガラス・樹脂など様々ですが、色々な加工を経て奥底からじわじわと輝きを放ちます。

もうすぐ石が一つ完成です!

ちょうど、最新作では「砂漠の月夜に長く伸びる光と影」をメーンイメージに、月光を石で表現して製作したこともあり、今回の投稿となりました。

そして、製作したアイテムたちが着けた方の輝きを受け、着けて下さったご本人が更に輝きを増すような存在となりますように!

※月神信仰は世界各地に多数存在しています。

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